こんにちは、コピーライターの佐藤秀治です。
「質問してあげない」学友たちは優しいのか?
少し前に、某大学院で行われていた
イベントに行きまして、在学生による
研究発表を聴講していた時に
体験したことなんですが…
発表が終わった方が、
教室いっぱいにいる人たちに
「何か質問はありませんか?」と
呼びかけるんですが、
誰も手を挙げないんですよね。
でも、発表者の方は質問が欲しいので
何度も呼びかけます。
その気持ちは良く分かります。
だって、質問がないと、
「ちゃんと伝わったかどうか」も
分からないし、
「自分の発表内容」を、
さらに磨き上げるための
手がかりも得られないですからね。
「聴講者からの質問」=貴重なインプットです!
インプットは、大事ですよ!
インプットさせてあげないのは、
不親切ですよぉ。
きちんと「質問」すれば、自分の学びになって、
さらに相手のプラスにもなるんです。
一挙両得じゃないですか!!!
というわけで…
その教室内には、学友・知人が大勢いたようなので
部外者である私が質問したいのを少しの間こらえて
様子を見ていましたが、やはり誰も手を挙げない。
なので、私が質問させていただきました。
だって、興味ぶかいテーマでしたし、発表内容も
面白かったんですから。
だからこそ、
「ここはどうなるんだろう? 聞いてみたい!」
ということが浮かぶわけです。
では、ほかの人たちは発表内容を面白いは
思わなかったのか?…というと、
そうじゃないんですよね。
私の後、2~3の方が質問されていましたが、
「とっても、良かったと思います!」と
感想から述べられいましたから、
もっと積極的に、インプットをあげればいいのに、と
思ったものです。
小学校から続く教育が「染みつかせた」害悪
そのほか、あっちこっちのイベントなどに
参加させていただくのですが、
「質問ありませんか!」
「…(場内シーン)」
という光景に、毎回遭遇します。
その理由を3つ、挙げてみます。
-
■日本人が質問しない主な理由
- 「そんなこと知らないの?」と思われるのが恥ずかしい
- 「質問」と「ダメ出し」を混同している
- 話をすぐに理解できない自分が悪いと思っている
一番は、やっぱり「恥ずかしい」! これでしょ!
これ、大会場だと、余計に恥ずかしいですよね。
注目を浴びるのも嫌ですし。
できれば、こっそり質問したいと考えちゃいますよね。
私もそうでした。
で、あんまり素朴な質問をすると
「あいつ、あんなことも知らないのかよ」と
周りの人に小馬鹿にされそうで、
気が引けちゃうんですよねぇ。
だから、“堂々と質問する日本人”の中には
講演者が話していた本筋からは少し話題をずらして
「あの人、あんなこと知ってるんだ。かっこいいね」と
周囲に思わせたい…んじゃないか、という
難しい質問をひねり出す人が結構多いです。
中には、質問するかと思いきや、
なぜか、「俺ってこんなことやってるんだぜ!」的な
自己紹介が始まる方も、散見されます。
もっとも、弊社セミナーに参加された方々の中には、
そんな「ひねり出す方」や「自己アピール好きな方」は
いませんでした。
ありがたい、幸せな出会いばかりいただいています!
で、2番目。
「質問する」ってことを、
「あなたの話は、分かりにくかったですよ!」的な
ダメ出しと勘違いしている人も、割と多いようです。
だから逆に、「質問されるのが嫌」な講演者もいるでしょう。
そして、冒頭の大学院の例でいえば、
「学友に質問するのは、
発表の不備を責めるようで申し訳ない」
という感情も、あったのではないでしょうか。
きっと、そう思います。
これ、さらに言うとですね、
「質問」と「意見の押し付け」を
取り違えている人も多いです。
そして、「質問」と「誘導尋問」の
違いを認識していない人も多いです。
そして、3番目。
これ、1番目の「恥ずかしい」に通じるんですけど、
私たちが小学校から受けてきた教育って、
「黙って聞いて、ちゃんと覚えろ!」形式なんですよね。
こうした教育の甲斐もあり、日本社会では、
「自分より(立場が)上の人の話は黙って聞く」のが
当たり前になっています。
ほとんど、暗黙の了解。
そもそも、学校で先生が
「質問あるか?」と聞いて、
「はい、XXXXが分からないんですが…」と言うと
「なんだ、こんなことも分からないのか?」
ってな感じになること、多くありませんでした???
だから、会社の会議でも発言しないんですよ、みんな。
そんなことでいいのか?
いや、ダメでしょ?
というわけで、次回は、「積極的に行うべき質問の種類」について書きたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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