人の心というのは移ろいやすいものでして…
気持ちが弱っていると、あらゆるモノゴトが
ネガティブに感じられることってありますよね。
たとえば、私は「お笑い」が大好き。
落語に漫才、コメディ、ギャク漫画など
諸々大好きです。
というより、「笑い」のおかげで
少年時代を乗り切ることができたと言って
いいと思います。
『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』の
電線音頭に馬鹿笑いして、
1980年代の漫才ブームに心を救われて、
ビートたけしに夢中になり、
『8時だよ!全員集合』で腹を抱え、
『オレたちひょうきん族』にかじりつき、
『天才たけしの元気が出るテレビ』を
一度だけスタジオ観覧することも出来て、
『お笑いウルトラクイズ』も、VHSが
擦り切れるくらい見た世代です。
そして、映画も大好き。
だから、コメディ映画も大好きです。
ちょうど『ポリス・アカデミー』が
大ヒットした頃に中学生でしたが
チャップリンからメル・ブルックスまで
ユーモアたっぷりの映画も
随分楽しんで観てきました。
……
………そんな私ですが、一時期、
一切の「お笑い」を見るのが辛くて
鑑賞する映画はシリアスな社会派ばかり。
手に取る本はドキュメンタリーばかり
という、そんな時代がありました。
なぜそうなったのか?
それは、心にトゲが刺さるから。
以前にも書きましたが、笑いの構造には
「差別」が潜んでいます。
これは万国共通のこと。
だから、自分の心が弱っていると……
自分の存在に確信が持てずにいると……
自分の支えを失っていると……
世の中の「笑い」の影に隠れたトゲが、
ぜーんぶ自分に刺さってきちゃう。
そんな時期って、ありません?
私には、ありました。
たとえば↓の、こんな他愛ない写真。
この女性が指さしている向こうに、
何がいる(何がある)と思いますか?
心が弱っている時は、この指が、
自分に向けられているような、
そんな気さえ、するものです。
まぁ、被害妄想なんですけどね。
だから、
そんな時は、しっかり寝ましょう。
しっかり食べて、
しっかり飲んで、
しっかり寝ましょう。
そして深呼吸。
「明けない夜はない」と、
私自身、自分に言い聞かせて
生きてきました。
ちなみに、最近、私が一番気に入っている
ギャグは……
サンドウィッチマン・伊達の
「ゼロキロカロリー」
しかし、
サンドウィッチマンにしても、
博多華丸・大吉にしても、
今、大人気の漫才コンビって、
コンビが、すっごい仲良しですよね。
くりぃむしちゅーも、コンビ仲がいい。
ストレスフルな毎日を過ごす日本で、
みーんな、ストレスの少ない笑いを
求めている証拠のような、気もします。