何というか、若い頃って特に、音楽が心に沁み
ますよね。特に好きな歌手やバンドの曲じゃ
なくても、多感な時期に良く耳にしていた音楽って
色んな感情を連れてきてくれますよね。
先日、車を運転しながら、NOKKOの『Kiss』と
いうカバーアルバムを聴いてまして。
これは、2010年発売の作品で、
『そして僕は途方に暮れる』とか
『いとしのエリー』、『夜空ノムコウ』など
有名な曲をカバーしているわけですが、
その中で、『MOON』って、レベッカの曲を
セルフカバーしているのを聴きながら、
口ずさんでいたら、何だか目の端が潤んで
きちゃったんですよね。
何だろうなぁ、と思うんですが、
最近、こういうことが増えているように
思います。
80年代を代表する人気バンドの1つである
レベッカ。
当時、私が国内のバンドで一番好きだったのは
聖飢魔Ⅱだったりするんですが、レベッカの
曲って、アルバムを一枚も買ったことなくても
ごく自然に歌詞を覚えてしまうくらい、
街の中に流れていましたからね。
でも、特別な何かを思い出したってことでも
なんですよ。
形のない、感情のひだのようなもの。
また、『MOON』の歌詞がいいんですよ!
引用してJASRACに何か言われても嫌なので
レベッカ, MOON, 歌詞
でググってみてください。
ちょっと歌っただけで、何か、いろんな、
細々とした “何か” が込み上げてきたとしか
言いようがないんですが、
なぜか、泣きそうになってました。
不思議なものです。
音楽の力って、強力ですよね、やっぱり。
論理的な記憶じゃなくて、
感情的な記憶っていうか、
心の揺れが、メロディとリズムと共に
深い所に刻み込まれているような、そんな感じ。
だから、昔好きだった歌手のコンサートとか、
久しぶりに行くと、いろんな “何か” が
噴き出してきちゃって、帰宅前のビールが
異常に美味しかったりするんですよね。
とりとめないエントリーですみません。
今日も新しい気づきに感謝です。