慶應義塾大学経済学部教授で、経済学者の金子勝氏がTwitterで、北朝鮮のミサイル騒動に絡めて安倍政権を批判したために大々的に炎上しているようで、私のFacebookのフィードにも、そんな記事が流れてきていました。
怖いですね、炎上って。
慶応大の金子勝教授(65)がツイッターに「安倍首相が北朝鮮をあおり、森友・加計の腐敗を隠そうとしている」という趣旨の投稿をし、話題になっている。金子勝・慶応大教授が「ミサイル発射は安倍首相のせい」 ツイッターに投稿 (産経ニュース 2017.9.16 17:13)
ネットメディアの論調が左右いずれかに偏りがちなのはいつものことですが、上掲した産経ニュースの記事では、Twitterの原文も載せずに「…という趣旨の投稿」として編集しています。
金子教授が本当に主張したいことが何なのか、Twitterの短文では分かりかねますが、あっちでもこっちでもバッシングのコメントが大量に寄せられていて、それがやっぱり、とても怖いなぁと思うわけです。
こういう政治に絡んだ発言なんてのが、苛烈なバッシングにあうのではなく、冷静な議論のきっかけになればいいのに。
(私は、森友・加計の話題については、割と「もう、どーでも良くないですか?」という気持ちが強いので、金子教授のツイートにも特に賛同はしませんが…)
そんなことを思っていたら、ログミーに面白い記事がありました。↓
(前略)そこで、そのリスクを乗り越えるために、脳が工夫をしたのが、「バッシングに快感を持たせる」ということです。叩くと気持ちいい。誰かを責めて、泣くまで締め上げると気持ちよく感じるようにできている、というわけなんです。その快感がシャーデンフロイデなんでしょうね。
よくマスメディアやネットで見ませんかね、こういう光景。誰かを吊し上げて、みんなで一緒に叩くと、非常に多くの人が喜ぶ。
サンクションのメリット、つまり叩く快感のほうがリベンジのリスクよりも大きい時、これは匿名で叩くという行動の時にリスクが少なくなるわけなので、相対的に制裁行動のメリットは大きくなります。(後略)
ログミー:ネットで誰かを吊し上げて叩くと快感が得られる–脳科学者・中野信子氏が解説する「シャーデンフロイデ」という感情
「バッシングが快感」…。
ネットは、その快感が得やすい環境ですから、炎上案件が続々と生まれるのも、必然なんでしょうか。
何にしても、炎上って怖いですよねぇ……。