こんにちは、株式会社プラップル コピーライターで
ソコキコ™オフィシャルトレーナーの佐藤秀治です。
最近、気が付いたことがあります。
NHKのニュースを夕方からずっと見ていても、国際
ニュースがほとんど流れないんですよね。
番組が変わるたびに、国内の同じニュースを繰り返
し、「流行りのスイーツ」やら「人気の〇〇」など
民放のワイドショーのような企画ネタで時間を埋め
ていっています。
じゃあ、世界にはニュースがないのかしらと思うと
そんなわきゃぁないですよね。
実際、NHK-BSの方では、世界のニュース番組を流
しています。
あれ、地上波でも流して欲しいです。BSの契約し
ていない人には「必要ない」と思うのは大間違い
です。
国民のためにある「国営放送」ならばこそ、報道の
質的充実には尽力していただきたいものです。
で、マスコミ全般。というよりテレビ。
新聞は、ごめんなさい。あまり読まなくなって
久しいです。
本当は読まなきゃいけないんですが、時間もな
くて……。
ネットで拾えた記事は読むんですが偏っちゃい
ますね。ごめんなさい。反省しております。
話を戻します。
テレビのニュース。
ほとんどが、ワイドショー化しています。
最近も、胸が痛くなるようなニュースがありま
した。
千葉県野田市で、小学4年生の女の子が虐待死
になってしまった事件。
市の教育委員会の対応は、最悪でした。
でも、テレビでは、同じ言説の繰り返し。
少女の不幸を、「格好のネタ」として扱ってい
るようでもあり、不愉快さも生じています。
兵庫県明石市長は、1年半ぐらい前（2017年
6月）に部下を叱り倒した時の音声が匿名で投稿
され、暴言部分が抜き取られて各局各紙に報道
されて、結局辞任しました。
選挙を目前にした辞任。
これ、現時点では3月・4月と連続して市長選を
行うことになる可能性もあり、そうなると税金
もかなり無駄になるとか。
一体、何のための選挙なのか。
そもそも、昔の音源に、一斉にマスコミが飛び
ついた理由は何なのか…。
このニュースも、延々と繰り返し放送されてい
ますが、特に得るべき情報もありません。
元・貴乃花親方が選挙に出るかどうかも、どう
でもいいです。本人が決めてから聞いてあげれ
ばいいじゃないですか。
そのほかいろいろあるんですが、
メディアには、もっと報道に
力を入れて欲しい！
と思うわけですが……
ここで大事なことがあります。
それは、テレビの報道番組も視聴率を欲し
がっているということです。
要するに、
野田市の失態……女の子の命を奪うに至った
責任を声高に主張して誰かを責め立てるだ
けの正義のポーズも、
市長のパワハラ証拠を振りかざして一方的
に断罪するのも、
元・貴乃花親方の選挙や、芸能ゴシップな
どに延々と時間を費やすのも、
すべては
そういうニュースこそ、
視聴率が稼げる
という実績と思い込みがあるからです。
野田市の小学校には、一般の方からの抗議
や非難が相次いでいるそうです。
でもそれ、何の役に立ちますか？
現場が見えない遠くから、ひたすら攻撃し
たって何も変わらないですよ。
変わるとすれば、関係者のメンタルが壊れ
るだけ。
無責任で中身のないワイドショーと
やってることが、変わらないですよ。
解決につながる建設的な議論もなく、正
義面をして、誰かを責め続けるだけでは
何も解決しません。
教育委員会って、結局、人事異動してき
ただけのお役人に過ぎないわけで、教育
のスペシャリストでもなければ、児童相
談の専門家でも経験者でもないわけです
よね、一般に。
さらに、女児が通っていた小学校ではど
こまで虐待を把握していたのか。
転校先では、どこまで情報共有されてい
たのか。
「悲鳴を聞いていた」という近所の人た
ちは、何か手を施すことができたのか。
善意を持って、心配していた人も多いは
ずなのに、なぜ、悲しい結末を防げな
かったのか。
これらは多分に、社会構造に問題がある
のだと思います。
警察なら、踏み込めたのか？
父親が、「死」という決定的な罰を与え
る前に、警察が介入できる余地があった
のか？
教育委員会に、何を求めるべきなのか？
私たちは、もっと社会づくりに踏み込ま
ないといけないんだと思います。
もっと政治にかかわらなきゃいけないと。
…なーんてエラそうなことを言いつつ、
私自身が、自分の生活でいっぱいいっぱ
いだったりするわけです。
だからこそ、もっと緩やかに、いろんな
人とつながりたいな、と思います。
ひとりでは何も前に進まないけど、みん
なそれぞれに考えて、深く話し合って、
愛情と熱意を持って発言したり、ちょ
こっとずつ行動していけば、きっと世の
中が大きく変わっていくはずだと信じて
もいます。
何だか、話が大きくなってしまい、収拾
がつかなくなってきましたので、筆を置
きます。
世の中は、素敵な人で溢れて
いるから、もっといっぱい
人に会って、話し合いたい。
その想いを強くしました。
その想いを果たすための、小さな一歩を
後日、改めて発信させていただきます。
何卒宜しくお願い致します。
