こんにちは、株式会社プラップル コピーライターで
ソコキコ™ オフィシャルトレーナーの佐藤秀治です。

昨日から話題になっているのが塚田一郎 国土交通副
大臣の失言です。

国内政治ニュース（共同通信）
2019年4月2日 / 17:30 / 1日前

国交副大臣が「忖度」発言撤回

国交副大臣、「安倍首相と麻生氏を忖度」発言を謝罪

朝日新聞デジタル 2019年4月2日19時14分

では、どんな失言だったのか？

ざっと検索したところ、全文は見当たらなかったの
で、新潟日報の記事から一部引用させていただきま
す。

塚田氏「安倍・麻生氏の意向を忖度」発言撤回し謝罪

新潟日報　2019/04/02 20:55

（略）
「下関北九州道路」を巡り、本年度から事業化に向け国直轄調査に移行する決定をしたことについて「総理とか副総理が言えないので、私が忖度（そんたく）した」と話していたことが２日、分かった。
（略）
　塚田氏は１日夜、福岡県知事選に立候補している自民推薦候補の応援演説をするため北九州入りしていた。塚田氏は時期は明かさなかったが、自民党の吉田博美参院幹事長と面会した際、「これは総理と副総理の地元の事業だよ」と言われたことを明かした上で、「私は物分かりがいい。すぐ忖度する。分かりましたと応じた」と話した。さらに「私は筋金入りの麻生派だ」とも強調した。
（後略）

まあ、アホな発言ですね。

「これは総理と副総理の地元の事業だよ」

「私は物分かりがいい。すぐ忖度する。
分かりましたと応じた」

なかなかシビれますね。野党の皆さんが厳しく
責め立てるのも当然でしょう。

NHK政治マガジンからも引用します。

「安倍総理大臣や麻生副総理が言えないから、私が忖度（そんたく）した」

NHK政治マガジン　2019年4月2日

でもこれ、ちょっと視点を変えると…イタイ身内ウケ

しかし、この塚田国交副大臣。
何でこんな発言をしたのか？

発言のあった場所は、北九州市で行われた福岡県知
事選の自民党推薦候補の集会場。

つまり、麻生太郎氏の地元。

会場に集まっているのは、地元の自民党支持者。

政治家を応援する地方のパーティーに参加して
みると、何というか、そこそこ団結していると
いうか、身内感があるのを感じます。

そういう空気の中で、新潟選出の塚田一郎氏が
地元の支持者に向けて「おもねった」感がある
んだろうなぁ、と。

テレビのニュースで、実際の音声の一部が流れ
たのを聴きましたが、ちょっとウケを狙った軽
口のようなトーンを感じました。

会場の反応も、地味にウケている感じ。

まぁ、あくまでも短い音声を聴いた印象の話に
過ぎませんが。

で、この話。

野党が騒ぐのはいいんです。彼らにとっては
選挙の票を稼ぐチャンスですからね。

自民党は、そして塚田一郎氏本人と周囲の方
は、本気で反省してください。

…と言いつつ、面倒な政局の話についてはいっ
たん横に置かせてください。

このブログで語りたいのは
「身内ウケを狙ったしゃべりの
危険性」です。

想像してみてください。

自分の目の前に、身内がいっぱいいて、温か
い目で見守ってくれています。

そこに集まっている人たちの目的も知識も認
識も、大体は自分と同じです。

どんなことを言えば笑ってもらえそうか、よ
く分かっています。

だとしたら、そこを狙っていきますよね。

確実にウケそうなポイントを狙ってしゃべり
ますよね。

でもそのしゃべりは、その場では
ウケても、広く社会に公開したら
ダダ滑りどころか、大多数の反感を
買う可能性も高いんです。

塚田一郎 国土交通副大臣がしでかした失言
も、その類なんですよね。基本的な構造は。

今は、動画を使って、インスタやtwitter、
FacebookにYoutubeと、誰でも手軽に、世
間に向けて自己アピールできる時代です。

でも、その自己アピールが、誰を想定して行
われているものなかのか？

そのストーリー、
言葉遣い、
立ち振る舞いが、
いったい、どれだけ多くの人に
受け入れられる話し方になっているのか。

これを、自分ひとりでキレイに作り上げる
のは、非常に難しいものです。

皆さんは、いかがですか？

人前に立って、上手に自己アピールする
自信はありますか？

最初は、自信がなくて当たり前です。

でも、誰もがきっとうまくできるように
なります。

それは保証します。

だって、あなた独自の「強み」や「魅力」
は、あなた自信の中に必ず隠れているん
ですから。

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