こんにちは、株式会社プラップル コピーライターで
ソコキコ™オフィシャルトレーナーの佐藤秀治です。

先日、とある社会インフラに従事している方とお話
する機会がありまして、とても勉強になりました。

その人のお仕事は、日本中の人が毎日お世話になっ
ている、とっても重要な交通インフラの素敵な人…

それは、電車の車掌さん！

車掌さんって、運転士と一緒に電車を運行している
姿が乗客から見えているじゃないですか。

で、電車には「時間に遅れたくない」乗客がぎっし
りと乗っています。

分刻みのスケジュール。

少しでも遅れればクレーム。

しかし、ホームも車内も乗客でびっしり。

いやー大変ですよね。しかし、日本の電車の時間へ
のこだわりは、ほかの国とは大違いです。

私なんて、電車の運転は「半自動的」だと勘違いし
ていたんですが、違うんですね。手動運転でした。
あれはもう運転士の技術なんですね。ホームドアが
設置された駅など、とても正確に停車させることが
求められるのだそうで、本当に驚き?ました。

何のトラブルがなくても、ギュウギュウ詰めの車内
に、頑張って乗り込もうと粘るお客さんたちによっ
て、ちょっとずつ予定は狂うはず……。

そうした時間のズレを何とかカバーしつつ、全力で
職務を果たす鉄道乗務員の皆さん。

さらに、いつも気になっていた「電車が急に大きく
揺れる原因」について聞いてみたら、

縦方向の急激な揺れは、
車間距離調整の自動ブレーキ
が原因なのだとか。

急ぐけれども、前の電車も走っていますからね。
過密ダイヤで安全運転、定時運行。

2017年11月には、つくばエクスプレスが

「20秒早く出発した」ということで謝罪！

世界のメディアが取り上げたこともありました。

とにかく、1分1秒を争う激務です。

彼らの背負うプレッシャーを、さらに増大させる〇〇

こんな責任を背負って日々働く彼らの職務内容に、
本当に驚きましたし、敬意を抱きました。

で、この会話の中で、忘れられない言葉があった
んです。

それが、

スマホとSNSによるプレッシャー！

何かミスが起きれば、すぐに撮影されて、罵りと
共に拡散されます。

言われてみれば、確かにそうですよね。

これは、プレッシャーですよね。

だって、今はみんなスマホ持ってますし、SNSで
速攻拡散されます。

それはまるで、誰かがミスをするのを
監視しているかのような怖さ…

最近ヒドいと思ったのは、駅などで人身事故が
発生した現場まで我も我もと撮影してネットに
アップされていたことです。

ちょっと怖かったです。

あれ、何なんでしょうね。

正義感ですか？

それともただの野次馬ですか？

本当にやめて欲しいです。

人が死んでいても、平気でスマホのカメラを
向けるんですから、誰かがミスをしたら、す
ぐに撮影して拡散するんでしょうね。

と、報道でも人身事故が自殺かどうかわざわざ
書くようになっていました。

JR神田駅で人身事故　京浜東北線など18本運休　48本に遅れ

（略）
警視庁万世橋署によると、女性がホームから線路に飛び降りる様子が防犯カメラに写っていた。

毎日新聞2019年4月11日 11時02分(最終更新 4月11日 12時18分)

これ、書く必要あるのかな…。

大事なことは、相互理解

でもねぇ、満員電車に揺られていたり、人身事故で
電車が止まってしまうと、かなりのストレス
が生じるのも事実です。

私も、イラっとします。

みんな、イライラするでしょう。

でも、このイライラの前提って、

電車は定刻通りに運用されるのが
当り前！

という思い込みだったりします。

この気持ちの裏には、

「電車を時間通り運転するのは簡単だろ？」

「電車が正確に停まるのは当たり前でしょ？」

「何で当たり前のことができないの？」

という、侮りがあるんですよね。

だって、知らないんですもの、
鉄道会社に勤務する人たちの、
その激務ぶりを！

正確に電車を運転する難しさを。

時刻表通りに運用する困難さを。

人身事故の現場を処理する大変さを。

…そういういろんなことを知ると、結構
落ち着いて対応できるようになりました。

やっぱり、対話って重要ですよ。

もっといろんな職業の人たちも、どんどん世間に
向けて発信するべきだな、と改めて思いました。

どんな職業にも、もっと知るべき
ストーリーがあるんですから。

　※ 4/12 神田駅に関する記述を加筆

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