こんにちは、株式会社プラップル コピーライターで
ソコキコ™オフィシャルトレーナーの佐藤秀治です。
今朝、TBSラジオ『伊集院光とらじおと』にマンガ家
の魔夜峰央先生がゲスト出演。
その話が面白かったんです。
魔夜峰央先生は、連載40年の傑作ギャグマンガ『パ
タリロ』の作者。
そして、今大ヒットの映画『飛んで埼玉』も魔夜先
生の原作。
本当に息の長いヒットを記録していますね、『飛ん
で埼玉』。
実は私、この映画をまだ観ていません。なので映画
の中身には言及しません。
でも、お伝えしたいのはそこじゃないんです。魔夜
峰央先生のコメントなんです。
伊集院:『飛んで埼玉』も映画、大流行してるじゃないですか、今。
魔夜:ええ、おかげさまで。
伊集院:でもこれ書いたのは、30…
魔夜:7年前。
伊集院:…7年前! ご本人からすると、どうなんですか? 37年前の作品を、急にこういう感じで注目される感じ…。
魔夜:うーーーーん。結局、37年前に書いた時も、まったく反応はなかったんですよ、反響は。良くも悪くもスルーでした、完全に。
で、今になって「何で?」と思ったんですけど、まぁ後付けで考えると、結局そのー「言いたいことも言いにくい世の中」になってきて、それをちょっと超えちゃっている作品だから、今になって目立っているんじゃないかと。伊集院:あー、そうですね。
魔夜:みんなの代わりに何か言ってくれてる、みたい風に思われている気がするんですよね。
伊集院:時代の方が勝手に(作品に)合ってきたというか。
魔夜:そうですね。特に映画に関して言えば、埼玉を笑っているんじゃなくて、今の時代を笑っているんだと思うんですよ。
伊集院:あー、なるほど。
魔夜:言いにくい、モノが、ちゃんと発言できない世の中を笑い飛ばしているんじゃないかな、と思うんですよね。
伊集院:何かちょっと茶化したことを、「それは差別じゃないか」って、みんなワーッとなっちゃう世の中じゃないですか。
魔夜:そうなんですよ。
伊集院:「いや、これは茶化しですよ」と。ちょっといじったことを、みんなが「いじめだったー」ってなるようなとこからいうと、それをぶっ飛んじゃって、「さすがにこれをマジだと受け取らないでしょ」っていうところまでの温度になっちゃてるヤツだから……むしろ、それ(言いにくい世の中)のパロディになっちゃってるのかも知れないですね。
魔夜:そうです。その通りだと思います。あのー、そういう理屈をつけて感じることじゃなくて、多分映画を観てくださった方々も、何となくその、自分たちの代弁者みたいな気持ちで、喜んでくださっているんじゃないかな、と思うんですよね。
TBSラジオ『伊集院光とらじおと』2019年4月23日放送回より抜粋引用
埼玉を笑っているんじゃなくて、
今の時代を笑っている
発言できない世の中を
笑い飛ばしている
こう言われると、余計に観たくなってきますねぇ。
今の日本に閉塞感を覚える人は多いですよね。
まぁしかし、「言いたいことが言えない世の中」と
いうフレーズは、昨日今日のものではありません。
反町隆史が『POISON~言いたいことも言えないこん
な世の中は』を歌ったのは、1998年。
この歌は、半ばギャグとして流行りましたが、年々
息苦しさが増してきたのかも知れません。
少し前のエントリー(↓)でも書きましたが
日本人は「高度な社会的システム」を作り、
そのシステムに抑圧されている
日本が息苦しいのは、気のせいばかりでもないようです。
哲学者 マルクス・ガブリエル氏は次のように言いました。
高すぎる効率化は、人を抑圧する。
分刻みで正確に運用される電車も、日本の「効率化」の
代表例でしょう。
ここにも息苦しさが渦巻いています。
そんな息苦しさは、笑い飛ばすのが一番!
数ある生き物の中で、「笑うことができる」のは人間
だけなんですから。
ポジティブに笑い飛ばすという行為は、とても高尚なこ
となんです。
そして、言葉を使ってコミュニケーションして、互いの
気持ちを汲み取って、想像力を働かせて共感できるのも
人間だけの能力です。
だから今日も、ポジティブに。
明るく、朗らかにいきましょう。
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