人の強みを言葉にするのが大好きなコピーライターで
ソコキコ™オフィシャルトレーナーの佐藤秀治です。
先日(5月21日)、SexyZoneの冠番組「極限合宿を監
視中!! Sexy Zoneの3日間で人生は変わるのか!?」(夜
11:59-夜0:54 日本テレビ系)を見ていて、ハッとする
場面がありました。
それは、中島健人と菊池風磨の会話。
60時間の間に、30曲のMVをパソコンで見るだけで完
コピするという過酷なチャレンジをしていた2人。
最後となる30曲目は、クリス・ブラウンの『Yeah 3×』。
(以下、ネタバレ含みます)
MVを見ると、難しいダンスであることは分かります。
健人と風磨の2人も、なかなかうまくいきません。
疲れ果てている2人。
そして、28回目のチャレンジ。
残り時間もあとわずか。
ここで、次の会話がありました。
中島健人:
そういえばこれ あれだったわ
遊びだわ
菊池風磨:
そうそう これ 遊び
肩の力 抜いた方がいい
中島健人:
忘れてたな(番組テロップのまま引用)
そして、肩の力が抜けた2人は、そのまま見事に
踊り切ってチャレンジ成功!
なんと、残り37秒での達成でした。
この話、いい話だと思いません?
そういえばこれ あれだったわ
遊びだわ
肩の力 抜いた方がいい
こうして気持ちを切り替えた2人の姿に、ハッと
しました。
プロですよねぇ。
で、なんでこの会話に私のようなおっさんが
「ハッ」とさせられたのか。
それは、一昨日のエントリーに書いた ↓ の
内容に通じているからです。
私がいうブランディングとは、莫大な予算をかけた広
告戦略などではありません。御社が日常を積み重ねる中で、意識下に埋もれてし
まった「強み」を引き出して、磨き上げて、世間に、
世界に、そして社内の意識向上に活かすことができる
んです。
意識下に埋もれてしまった「強み」
これ、なんで「強み」が埋もれてしまうのか。
それには、いろいろありますが、まず一つ言えるのは
心の持ち方一つで、自分の強みさえも
見失ってしまう。
ということです。
人生は、心ひとつの置きどころ。
山岡鉄舟が詠んだ句に、次のようなものがあります。
晴れてよし曇りてもよし富士の山 もとの姿は変らざりけり
曇って、山が見えない時でも、雲の向こうには富士の
山が変わらず存在しています。
焦りや不安で心の目が曇って、自分の強みを見失うこ
ともあります。
でも、研鑽を重ねることで獲得した「強み」が失われ
たわけではありません。
自分の心が平静を取り戻せば、そこにまた「強み」は
見えてくるはずです。
晴れた日の富士山が美しいように。
SexyZoneの2人は「これ、遊びだった」という言葉で
焦りを取り除き、自分たちが覚えたダンスの動きを
最後まで踊ってみせました。
企業だって、同じです。
先行きが不透明な時。
業績が落ち込み始めた時。
業績アップを目指すには、闇雲に焦るのをやめて、
平静を取り戻して、「強み」を把握し直して、その
「強み」を伸ばしていくことが必要です。
それは時に、新たなチャレンジとなるでしょう。
非常に大胆な変革になるかもしれません。
それでも、「強み」を正確に分析・把握した結果で
あれば、そのチャレンジもまた必然なのでしょう。
皆様の「強み」発掘。
お手伝いします。