お客様を動かす「共感作り」の専門家、佐藤秀治です。
古来から「言霊」と言いますが、人間の言葉には力が
あります。
ところが、残念なことに我が国の政治家は言葉が疎か
過ぎました。
大体、「いざ」っという時には、日頃秘めているよう
な想いが言葉になるものです。
若い議員は、「おっぱいおっぱい」と叫んだ後に「戦
争しないといけない」などと言いました。
何を考えて生きているのか。
丸山穂高衆議院議員です。
大臣まで経験した年寄り議員は、何度も失言を繰り返
した挙句に自民党議員のパーティーにて「(皆さんの)
お子さん、お孫さんには子どもを最低3人くらい産むよ
うにお願いしてもらいたい」と、また失言しました。
桜田義孝 前オリンピック・パラリンピック
担当大臣です。
ただの田舎のおっさんレベルの発想です。
若い方の議員は、あまりにも品がなくて閉口するほか
ありません。
年取った方の議員は、「少子高齢化」の原因を真剣に
考えることもなかったタダの田舎のオジサンであるこ
とを世間に晒しました。
日本の「少子高齢化」は、ずっと前から重要課題です。
今は最終局面だといっていい状況です。
だって、推測ではなく、厳然たる事実として、今後の
さらなる人口減少という現実を、誰も否定できない局
面まで来ているんですから。
こうして、問題が一向に改善されなかった背景には、
当然ながら、国政に携わる人たちの無理解があります。
桜田議員のように
女性が結婚を嫌がらず、
子どもをドンドン産めばいいだけ
と思っているオジイサン議員が少なくないことは、周
知の通りです。
社会保障を変える必要があるとか、
建設的な発想・発言が
私たち国民の耳に届いたことは
あまりないと記憶していますし、
現実に、少子高齢化への対応策は
整っていません。
とにかく、丸山ほだか議員の失言には驚きましたし、
桜田議員の度重なる失言にもウンザリです。
この2人は、私の住んでいる選挙区とは関係ないので
一票を投じたことはありません。
でも、思うんです。
自分の選挙区から立候補した人たちも、この2人と同
類である可能性も、否定はできないな、と。
だって、選挙投票前の情報が
少なすぎるんですもの。
政治家が、私たち一般市民と政策について語り合う
機会は、ほぼほぼ存在しません。
普通に生活していたら、政治家との接点なんてゼロ
ですもん。
だから、自分の選挙区で投票して、結果当選した
議員が、ヒドイ失言をする可能性だって、ゼロじゃ
ないわけです。
怖いなぁと思います。
言ってしまえば、今の選挙なんて「人間性とか思
想とかほとんど知らない人に投票しているだけ」
と言っても過言じゃないんですもの。
まぁだからこそ、地方議会から国政まで、政治を
志す方には、もっと積極的に情報を発信していた
だきたいし、私たち国民も、もっと政治に触れる
ことのできるメディアを持つべきだろうと思って
います。
今みたいに、政局ばかりを騒ぎ立てるメディアで
はなく、政策の勉強会からレポートして、政策の
是非などを、それなりに議論できるメディアです。
もちろん、視聴率は低いでしょうねぇ。
ごく少数の人しか興味を示さないと思います。
でも、必要だなと思っています。
だって、ちゃんとした政治家は
ちゃんとしてますもの。
少なくとも、全員が愚かだということはありません。
地方議会では私自身が知っている人が議席を獲得し
ている例もありますし、国政だって、本当にバカな
人ばっかりだったら、今よりもっとひどい状況に
なっているはずです。
希望はあるはず。
だからこそ、私たちはもっと政治に関心を持つべき
だと思いますし、陳腐な陰謀論や感情的な廃絶運動
に走るのではなく、建設的な議論ができるプラット
フォームを持つべきなんじゃないのかな、と。
そんなことを思った次第です。
今日も、仕事と関係ない投稿ですみません。