Amazonで予約購入していた『この世界の片隅に』が、無事9月14日に届きました。
この映画には、本当に泣かされました。

太平洋戦争という悲惨な現実。
広島への原爆投下という凄惨。

リアルにこだわった広島の風景の中で、
架空のキャラクターたちが、まるであの時代に
本当に暮らしていたかのように息をして動いている…。
そんなアニメーション映画です。

原作者・こうの史代氏のほのぼのとした絵柄が、
何の不自然さも感じさせずにアニメーションしていることに心奪われ、
のんちゃんをはじめとする声優陣の演技の凄さに引き込まれ、
気が付いたら、映画館でボロボロ涙を流してました。

立川シネマシティの極上音響上映ゆえに、
声の演技が、余計に心に沁みました。

観終わってからの数日間は、ほんのちょっとのシーン、
ほんの少しの音楽を思い出すだけで、仕事しながらも
目が潤んでしまう状態でした。

それが、ようやくBlu-rayで届きました。
これからまた何度泣くことでしょうか。

購入したのは、Amazon.co.jpオリジナルメイキングDISCが付属された限定版。

このメイキングDISC、14分しかありませんが、良かったですよー。

片渕監督とのんちゃんの、ものづくりへの真摯な姿に、
また別の涙を流しそうになりました。

当時の暮らしや風景を細かなところまでこだわって表現されているのですが
劇中、特に説明台詞や説明ナレーションなどもないため、
戦争含め、当時のことをあまり知らないという世代には
「もしかしてこの作品のすごさを分かってもらえないのでは?」という、
ファンとして老婆心も起きるのですが、販売元も同じように考えたようで
Blu-rayの中には、作品の舞台となった町や時代年表、用語解説などが
書かれた小冊子が同封されていました。

これで、我が子への説明も楽になります。

『この世界の片隅に』Blu-rayとアマゾン限定特典ディスク

【作品メモ】
監督が自腹を詰めつつ制作を続け、クラウドファンディングを頼って完成し、
東京テアトルの配給によって、2016年11月12日に、わずか63館でひっそりと封切られたこの作品が
異例とも言えるロングラン&大ヒットを記録。
2016年 第90回キネマ旬報ベスト・テンにて、日本映画ベストテン第1位/日本映画監督賞/読者選出 日本映画ベストテン第1位/読者選出 日本映画監督賞を受賞したほか、さまざまな映画賞を受賞。
日本アニメーション史に残る大傑作。

【監督・脚本】片渕須直
【キャスト】北条すず:のん/北條周作:細谷佳正/黒村晴美:稲葉葉月/黒村径子
【原作】こうの史代『この世界の片隅に』(双葉社刊)
【音楽】コトリンゴ
【スタッフ】企画:丸山正雄/監督補・画面構成:浦谷千恵/キャラクターデザイン・作画監督:松原秀典/美術監督:林孝輔/プロデューサー:真木太郎

■DVD&Blu-ray発売・販売元:バンダイビジュアル株式会社
本編:129分
特典映像:21分
Amazon.co.jp購入特典メイキングディスク 『この世界の片隅に』~息を吹き込むアフレコの現場~:14分

  

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