極上爆音上映にて『エイリアン コヴェナント』鑑賞

観てきました!『エイリアン:コヴェナント』

ワクワクしながら、立川シネマシティ CINEMA・TWOの「極上爆音上映」に行ってきました。

立川シネマシティ CINEMA・TWO

前作『プロメテウス』は、ものすごく壮大で美しいビジュアルに目を奪われ、“砂粒が飛んでくるような” きめ細かな3D映像に感動したものの、ストーリーは少々消化不良……のような感じだったので、今回はどうなるのか、期待と不安が入り混じっていたのですが……。

結論から言えば、『プロメテウス』よりは分かりやすくて良かったのではないでしょうか。
個人的には、何回観直しても意味不明だった『プロメテウス』オープニングの、あの黒いホニャララについて、「あー、これがあのホニャララなのか」と、ようやくガッテンすることが出来ました(苦笑)。

で、本作の中で、故 H・R・ギーガーのイメージを崩さないグロテスクなビジュアルを満喫(!)できたのもうれしかったですw

ただ、そうは言っても難解な部分が多く、上映終了後、席を立つ人の流れの中で、私の割と近いところにいたカップルの会話が、素直な感想ではないかと思います。

 彼氏:「どうだった?」
 彼女:「…うん、ちょっとわかんなかったかも」

映画を観ながら、「あれはどういうこと?」「この人たちは何?」といった疑問がさまざまに湧くのですが、リドリー・スコット監督は、セリフで説明するようなことはほとんどしませんw
とんでもなく作り込まれたビジュアルから、さまざまなことは伝わるので、私たち観客は一生懸命想像力を働かせる必要があります。
私も、「ああ、こりゃ『プロメテウス』をもう一度見ないと、すっきりしないな。でも、それはそれとして凄いなこれ!」と思いながら観てました。

本作最大の衝撃は、何と言ってもラストシーン!
劇場から立ち去る人々は、皆ほぼ無言。

今回が、新エイリアン三部作の一本目。
それで、あのラスト。

二作目がいつになるのか知りませんが、次作は相当な惨劇が繰り広げられそうです。
(次作のシナリオは、すでに完成しているという噂)

そして、三作目の結末が、シリーズ一作目となる、シガニー・ウィーバー主演のあの大傑作『エイリアン』につながるというから、やはりワクワクしてしまう。

でも、こんな大作を、今年で80歳となるリドリー・スコット監督(1937年11月生まれ)が、あと二本も撮れるのであろうか……という不安が拭えないのですが、下記の記事を読む限りは、やる気満々のようなので安心しました。

スコット監督は「このシリーズが求められているのならば、あと6作品は生み出し続ける。再び休止にするようなことはしない。そんなのはごめんだ」と言及。
リドリー・スコット「エイリアン コヴェナント」続編の脚本すでに完成(映画.com 2017年3月31日 21:30)

【作品メモ】
シリーズ第1作目である『エイリアン』(1976年制作)の前日譚。
前作『プロメテウス』(2012年制作)を序章のようにして、今回の『~:コヴェナント』から新三部作として構成され、初代『エイリアン』へとストーリーがつながっていく予定であるという。

【監督】リドリー・スコット
【キャスト】デヴィッド/ウォルター:マイケル・ファスベンダー(一人二役)、ダニエルズ:キャサリン・ウォーターストン、オラム:ビリー・クラダップ、テネシー:ダニー・マクブライド ほか

シリーズのBlu-rayをまだ持っていない方には、↓のセットがお得です。

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