皆様、こんにちは!
人と組織に取材して20年以上
コピーライターの佐藤秀治です。

11月18日は、2名様の参加をいただき、無事にセミナーを行わせていただきました。

もとより、少人数での開催を想定して11月の内容を作成しておりましたので、
お客様のお話を伺いながら、進めさせていただきました。
「対話重視」です。

このセミナーに興味を持っていただく方は、すでに
「人の話を、きちんと聞くのは難しい」
と、仕事や生活の中で感じられている方ばかりですので
「なぜ、話を聞くことが難しいのか?」
という説明は、非常にスムーズに受け入れていただけます。

しかし、そんな方々でも、実際に役割を与えて
1対1でヒアリングする簡単な演習を行ってみると、
より大きな気づきがあるようです。

    ■ 演習内容(制限時間:10分)
     

  1.  2人1組になって、片方が「聞き役」となり、相手の「好きなもの(こと)」をヒアリングする。
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  3. 「聞き役」の設定は、“プロのライター”。相手が考えている「好きなもの」の魅力を、記事にまとめる想定。
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  5. ヒアリングが終わったら、それぞれ順番に発表。「質問される側」に回った人の感想も踏まえて内容を確認する。
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非常にシンプルな内容なのですが、実際にやってみるとほとんどの方の発表が、
「相手が考えている魅力」
から、それてしまいます。

ここで重要な事実が
相手が答えている最中に、“次は何を聞いたらいいか?” と
自分のことを考えてしまう方が多い
、ということです。

そうすると自分の好みや判断が優先されてしまい、
相手の言葉の裏側を深く掘る前に、会話の内容が横へスライドしてしまいます。

「相手の言葉を、素直に受け止めて、さらに引き出す」という作業は
簡単なようで難しいものなんです。

ただ、これまで参加いただいた方々は、皆さん楽しそうに
「10分じゃ短い!」
と言われていました。
聞きたいこと、そして、自分が十分に理解するのに必要な内容を聞き出すには
10分という時間が短いのは、確かにその通りです。

しかし、対話の内容がまったく盛り上がらなかったら、
「10分じゃ短い!」とはならず、5分ぐらいで「もう終わりました…」と
言い出してしまう人だっているはずなんです。

「聞き上手の話し上手」あるいは「話し上手は、聞き上手」などと言われていますが
まさに、その通りだと思います。

一方的に
「あなたが好きなことを、10分、みんなに勝手にアピールして!」
と言われても、そんなに簡単にしゃべれる人は少ないと思います。
特に、日本人は「奥ゆかしさ」も美徳の1つにしていますから、話しにくくて当然です。

でも、自分に興味を持ってくれる相手から熱心に質問されると、
自然に「うまく伝えたい」「もっと伝えたい」と心動くもの。

私自身、そんなことを改めて実感できました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

次回は、25日(土)開催予定です。下記ページよりお申込みいただけますと幸いです。
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