今日はウレシイご報告です。
明治大学 櫻井義尚 准教授の研究室にてソコキコ™の
テストプレイを兼ねて授業を一コマ行わせていた
だきました!

明治大学 中野キャンパス外観

櫻井研究室 入口

Tangible Communication Card™ソコキコ™は、
“触れるコミュニケーション!”

カードを使うことで、質問を考えることが容易にな
り、カラフルなピースを置くことで、リアクション
も明確。
「話をする側」の人は、分かりやすく話す練習にな
り、「質問する側」の人は、“聞き上手”になってい
きます。

今日は、ゼミ生9名(大学院生1名、3年生8名)に
このソコキコ™を実際に
プレイしていただきまして、すっかり盛り上がりま
した!
楽しい学びの時間をありがとうございます!

「真面目だけど大人しくて、質問力が……」

平和商会 早野と櫻井 義尚 准教授

櫻井研究室については、こちらの記事(日本マイ
クロソフト事例:弊社制作)
にもありますが、AI、
ディープラーニング、テキストマイニングなどを活用
して「人の意志決定をデータに基づいて分析・サポー
トする機械学習システム全般」に関する研究を行う、
総合数理学部 ネットワークデザイン学科 機械学習
システム研究室です。

前々から櫻井先生には相談させていただいていたので
すが「今、すごいタイミングが良かったんです」
(櫻井先生)
というありがたい言葉と共に、大きなチャン
スをいただきました。うれしい限りです。

で、何のタイミングが良かったのか?

櫻井先生いわく、

「今年のゼミ生は、とても真面目で優秀なんだけど、
大人し過ぎて、なかなか質問してくれないんです
なので、質問力、コミュニケーション力を上げる
学びが、ちょうど良かったんです」

! それはもう、願ってもない、私たちの出番です!

というわけで平和商会 早野さんと一緒にうかがわせて
いただき、簡単な講義の後で下記の2種類のゲームを
体験していただきました。

  1. 実在企業をモデルにしたロールプレイ演習
  2. 「趣味」をお題にした8ターンのフリープレイ

その結果は……下の写真からも伝わってくるかと思い
ますが非常に楽しんでいただけました。

「ソコキコ」プレイ風景1

「ソコキコ」プレイ風景2

普段から知っている同士でも“知らなかった話”が聞けて、最後はみんな、笑顔で終了!

実在企業をモデルにしたロールプレイ演習は、少々
難しかったようですが、それでもキッチリ楽しんで
いただけた様子。ホッと一息ですw

そして、ロールプレイ演習に苦戦した後は、
気楽に体験できるフリープレイ!

まずは「話をする側」の学生が、1分間スピーチを
行います。

それを聞いた「質問する側」の学生が、配られている
カードを使って8ターンの質問を行います。

「話をする側」の学生は、その質問を受けた後、
“いい質問だな”と思ったら、赤い石、
“普通の質問だな”と思ったら、青い石、
“それはないよ…”と思ったら、黒い石を置きます。

この石を使ったリアクションが
「反応がすぐに分かるのがいい!」
好評でした。

実は、フリープレイのお題を何にするべきか、
直前まで迷っていたのですが、
「趣味」=「好きなモノ・コト」をテーマに
設定して正解でした。

皆さん、仲の良いゼミ生同士。

お互いの「趣味」や「大好きなモノやコト」につい
ては、以前から知っていたでしょう。
「好きなこと」って、人にも知ってもらいたいもの
ですしね。

しかし、こんなに集中して「質問してもらえる」、
「質問させてもらえる」タイミングって、普段の
生活の中だと、なかなかないんですよね。
話題は、次から次へと移り変わるのが普通です。

で、8ターンの質問が終わった後に、
「今、プレイしてみて、“いい話が聞けた!”と
思った人は手を挙げてください!」
と訪ねると、

「はいっ!」とばかりに、「質問する側」の学生全員
だけでなく、「話をする側」の学生の手も挙がるほど
好評でした。

これはうれしかったですねぇ。
5分ほどの動画にまとめましたので、
ぜひ、実際の楽しそうな状況をご確認ください。

そして、櫻井先生の、ありがたい締めのお言葉。

「今回、こういう会を開いた理由は、“質問”って、コミュニケーションなんですよ。
相手の立場になって質問する。それによって、相手が“質問して欲しかった”ことを気持ちよく返すことが出来ます。
これって、普段のゼミの中でも一緒で、誰かが前でプレゼンとかをした後に、何も質問がないっていう(ことがある)のは、アレは多分、みんなの場合だと、“質問”というものを「否定」と捉えている人がいるかもしれないですけれど、“質問”っていうのは、「肯定」なんです。
本当の質問というのは、「あなたに興味があります」ということです。だから、「コミュニケーションをとっている」んです。
それが、「(質問がなくて)プレゼンだけしています」っていうことになると、一方的な話で、それは全然コミュニケションが成り立っていないんです。「あなたには興味がありません」って言っているのと同じなんですよ。
だから、前に出て反応がある、っていうのと同じように、皆さんにも「ちゃんと質問して欲しい」という意図があって、質問をするために、“質問をする技術”というものを教えていただこうという思いで、今日はこういう事をしました。これが僕の意図です」

 明治大学 総合数理学部 ネットワークデザイン学科 機械学習システム研究室 櫻井義尚 准教授

質問しないことは、「あなたには興味がありません」
と言っているのと同じこと!

そうなんですよ。

一生懸命話をしたのに、何も聞いてもらえなかった
ら、「ああ、興味がなかったんだな」って残念な
気持ちになるものなんです。

締めのコメントをする櫻井 准教授

櫻井先生のおかげで、ソコキコの記念すべき
一歩を刻むことが出来ました!
ありがとうございます!

直近では、こちらのワークショップで「ソコキコ」を
体験していただけます。
ぜひお気軽にご参加ください!

【お試し体験】打ち合わせが根本から変わる! 『デザイン思考』のツボ
10/19 (金) 18:00~21:00
詳しくは「ストアカ」のページよりご確認の上
お申し込みください。

もちろん、こちらの連続講座の中でも使用します。
5回コース 本気で学ぶ「聞く力・伝える力」:実践的ヒアリング&ライティング講座
詳しくは「ストアカ」のページよりご確認の上
お申し込みください。

そして、授業が終わった後は、櫻井先生と
食事をしながら、充実の意見交換。

今日も新しい気づきに感謝します。