「FAKE」を虫眼鏡で見つけた図

こんにちは、株式会社プラップル コピーライターで
ソコキコ™オフィシャルトレーナーの佐藤秀治です。

今日、日テレの『世界一受けたい授業』を見ていたら

あなたの見ているニュースも嘘かもしれない!
世界を揺るがすフェイクニュース!

というコーナーがあり、とても面白かったです。
講師は、法政大学社会学部メディア社会学科准教授の
藤代裕之氏。

AIを使って作成された「オバマ前大統領がトランプ大
統領をディスる動画」(↓)や、

 参考:オバマ元大統領も再現可能。AIが人の声を解析してセリフを喋る(GIZMODO)

ヒラリー・クリントンを貶める「ピザ・ゲート」とい
う陰謀論を伝えるフェイクニュースを信じ込んでし
まった人物によってピザ屋が銃撃された
事件のほか、
「ローマ法王がトランプ支持を公言した」といったい
くつかのフェイクニュースが紹介され、2016年アメリ
カ合衆国大統領選挙の投票にも影響した
という話がさ
れていました。

怖いですよねぇ。

でも、見抜くのは難しいですよ。

番組内でも少し説明されていましたが、大抵の場
合、自分なりの仮説や思い込みに沿って、ネット
で情報を検索するわけです。

つまり「自分の考えと合致する情報」を探してい
わけです。

その結果、「思った通りだ!」という情報を見つ
けて興奮します。

興奮するでしょうね、そりゃ。
「やっぱり私の思った通りだ! なんで大手メディ
アは、本当のことを報じないんだ!」
って思うで
しょうよ。

だから、

きっとヒラリーは悪い奴に違いない!

って思っている人が「ピザ・ゲート」の陰謀論を
読んだ上に、同じように信じている人たちのSNS
への書き込みまで読んで、

「ほら見ろ、やっぱりだ!」

ってなっちゃたんでしょうね。

その結果、自分の手で真相を究明しようとして、
ライフルをぶっ放したらしいです。

  参考:AFPBB News
http://www.afpbb.com/articles/-/3110293

この銃撃事件は極端な例ですが、日本でもフェイ
クニュースなどの「デマ」があっという間に拡散
・炎上し、ネットリンチや嫌がらせ電話など、ヒ
ドイ暴力行為が、頻繁に発生
しているようです。

そんな加害者の列に加わらないように、一回冷静
になって情報を見直すことが肝要なのですが、
一人でネット検索していると、次から次へとコ
ピペされた情報や、同じように煽る人々の書き込
みばかりが目に飛び込んできます。

それまでまったく目にすることのなかった偏っ
た情報に、一気に首まで漬かってしまう
んですよ。

だから、なかなか冷静にはなれません。

加えて、日本での書き込みなどを眺めていて、
いつも思うのは、

みんな、強い断定口調でデマを
書き込み、正義を叫ぶんですよね。

あんまり強い調子で書かれちゃうと、ついつい
……「ホントなの?」とか思っちゃいます

私自身、何度も怪しい情報に翻弄された経験が
あります。
「え、そんなことがあったの!?」なんて驚い
て、「これは大変じゃん!」なんて踊らされ
ちゃう時間がどうしても”ゼロ”になりません。

結構、ダマされやすいんですよ、私。
根が素直ですから(笑)。

じゃあ、ダマされないようにするにはどうすれ
ばいいか?

ここでも、「人との対話」が重要なカギを握っ
ていました(↓)。

Q.フェイクニュースを信じないために私たちは
 どうしたらいいでしょうか?

A.正解は…ニュースについて人と話す

「こういうニュースを見たよ」
「でも、こういう見方もあるよ」など、
人と意見交換し、様々な角度からニュースを
考えることが大事です。

 『世界一受けたい授業』Webサイトより

でもここで一つ注意すべきことがあります。

それは、同じ考えの人とだけ話し合っても
あまり意味がない!
ということです。

そりゃそうですよ。

「やっぱり、これも安倍の陰謀だよな!」
「そうさ、絶対に安倍の陰謀だよ」
「でもさ、これは安倍じゃなくて麻生が
主犯なんじゃないか?」

なんて、元となった情報を疑う視点が欠けた
ままトントン拍子に話が膨らんでしまいます

怖いですよねぇ。

こうなってしまうと、一人でデマを信じてし
まった時より我に返るのが難しいです。

何より手強いのは、
私がデマに踊らされることはない!
と自信満々なのに、
考え方が偏っている御方。

こういう人は、自分の考えを疑いませんから
誰と意見を交換しても、相手を論破しようと
し続ける
でしょうね。

だから、人と意見交換するにも、相手を選
ぶことは大切です。

ちゃんと多様な意見を交わしましょう!

「まぁ〇〇さんがそういうなら…」なんて
遠慮して、自分が知っている事実を相手に
教えない……なんていうのは、相手を損な
う行為です。
非常にもったいないです。

何より大事なことは、
いろんな角度から情報を
見つめ直すこと!

ネットの記事内に、情報の出典元は記載
されていますか?

断定的な言葉の根拠となる情報は示され
ていますか?

情報発信者は、信頼できる人物ですか?

書き込んだ人の情報源が、「ほかの書き
込み」だったりしませんか?

その記事は、個人ブログやTwitter、ま
とめサイトからコピペした文章で溢れて
いませんか?

私が開催しているセミナーの一つ、

コピーライターのタネあかし!
本質をつかむための「多角的思考」


では、そんなことを踏まえつつ、情報過
多な今の時代に、踊らされにくくなる方
法もお伝えしておりました。

最近開催していませんでしたが、ご興味
を持っていただいた方は、ぜひ開催リク
エストを送ってください。

と、最後は宣伝っぽくなってしまいまし
たが、

対話は“気づき”の宝箱!

このキャッチフレーズを忘れずに、
今日も頑張りたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!