こんにちは、株式会社プラップル コピーライターで
ソコキコ™オフィシャルトレーナーの佐藤秀治です。
以前、「運がいいと思うだけで開運できる」という
話をアップしました。
占いも捨てたもんじゃないなぁと思える話だったので
すが……。占いは、占い。
今回はもうちょっとリアルな研究で、「運」に関する
面白い話をご紹介します。
『運のいい人の法則』
リチャード・ワイズマン博士 著(角川文庫)
著者名に、わざわざ「博士」と付けているあたり、
出版社側のいやらしさを感じますが、この方、そも
そもはマジシャンなのだそうです。
著者のリチャード・ワイズマンはプロのマジシャンとして活躍しながら、観客がトリックに騙される心理に興味を持ち、それが高じて心理学者になった。そのユニークな経歴のおかげだろう。「運」を心理学的に分析するという、いささかミスマッチなテーマを思いついた。
『運のいい人の法則』 P.312 「訳者あとがき」より(矢羽野 薫)
この本には、著者の数年間にわたる研究の結果が
書かれているということで、読んでみると確かに
納得できることが、書かれています。
たとえば、対人関係については次のように書かれ
ています。一部だけ引用します。
運のいい人と悪い人の違いは一目瞭然だった。笑った回数は運のいい人のほうが二倍多く、アイコンタクトの回数もはるかに多かった。しかし、おそらく最大の違いは、身ぶりがどれくらい「開いている」か「閉じている」かという点だった。「閉じている」身ぶりとは、たとえば腕や足を組むことで、相手から距離を置こうとする。反対に「開いている」身ぶりは、相手のほうに自分の体を向けて、腕や足を組んだりせず、てのひらを広げて相手に見せることも多い。運のいい人が「開いている」身ぶりをする回数は、運の悪い人より三倍も多かった。
『運のいい人の法則』 P.65より
大事なのは「他者を受け入れる態度」なんだなぁ
と思うと、素直に納得です。
あなたの目の前に、初対面の人物が2人いるとして
ひとりは、笑顔でオープンな態度を取る人。
もうひとりは、真顔で腕組みしている人です。
あなたなら、どちらの人に話しかけますか?
ほとんどの人が「笑顔でオープンな態度の人」を
選ぶのではないでしょうか。
この本の中には、こんな調子で、運のいい人・悪
い人を観察・研究した結果が山盛りです。
そして、
運を鍛える四つの法則
が紹介されているのも面白いポイント。
下記に、抜粋引用させていただきます。
法則1 チャンスを最大限に広げ。
○ポイント
1. 運のいい人は、「運のネットワーク」を築き、それを広げている。
2. 運のいい人は、肩の力を抜いて生きている。
3. 運のいい人は、新しい経験を喜んで受け入れる。法則2 虫の知らせを聞き逃さない
○ポイント
1. 運のいい人は、直感と本能に耳を傾ける。
2. 運のいい人は、直感を高める方法を知っている。法則3 幸運を期待する
○ポイント
1. 運のいい人は、幸運が将来も続くだろうと期待している。
2. 運のいい人は、たとえ可能性がわずかでも目標を達成するために努力して、失敗してもあきらめない。
3. 運のいい人は、対人関係がうまくいくと思っている。法則4 不運を幸運に変える
○ポイント
1. 運のいい人は、不運のプラス面を見ている。
2. 運のいい人は、不運な出来事も、長い目で見れば最高の結果になると信じている。
3. 運のいい人は、不運にこだわらない。
4. 運のいい人は、積極的に行動して将来の不運を避ける。『運のいい人の法則』より抜粋引用
どれも言われてみると、「確かにそうだな」と納得
できることばかり。
特に、「法則1」のポイント2、3とか「法則3」の
ポイント2、「法則4」のポイント1~4なんて、誰
が考えても、
「そりゃそうだ!」
って思えますよね。
「だったら、自分も、そうしてみよう!」
って、すぐに行動に移せそうじゃないですか。
で、注目は「法則2」!
私の個人的な経験でも、「直感」は大事です。
そしてこの「直感」は、コミュニケーションにおい
ても重要だったりします。
会話しているうちに、
「あ、そうか! この人は、
こういうことが
言いたいのかな?」
という風に気付くのも、実は「直感」による所
が大きかったりします。
理屈だけじゃないんですよ。
でも、「直感を鍛えろと言われても、どうすれ
ばいいか分からない…」という方もいらっしゃる
でしょう。
だから言っちゃいます。
まず磨くべきは、「観察力」です。
次に、「論理的思考力」。
しかし、それより何より大切なことは、自分の
心を開くこと。
相手の人も、自分と同じように懸命に生きている人間
であると認識して、敬意を持つこと。
自分も、相手の人と同じように、多様な可能性を持っ
た価値ある人間であると信じ、相手から得られる学び
を見逃さないように、深く興味を持つこと。
これが大事なんです。
Tangible Communication Card™「ソコキコ™」を
使ったトレーニングで、これらすべてを向上させるこ
とが可能です。
20年以上、日本各地でインタビューしてきた経験から
その点については断言します。
まぁそれはともかく、自分で自分のことを「運がいい」
と言えている人は、対人関係が上手であることは間違
いなさそうです。
このキャッチフレーズを忘れずに、
今日も頑張っていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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