こんにちは、株式会社プラップル コピーライターで
ソコキコ™オフィシャルトレーナーの佐藤秀治です。
円滑なコミュニケーションに欠かせないものは、いろ
いろありますが、その中でも特別に重要な項目として
「相づち」についてお話します。
簡単そうで、失敗しやすい……それが相づち!
なぜ、相づちが重要なのかと言いますと…。
私は、ちゃんとあなたの話を聞いていますよ!
という意思表示になるからです。
相づちは、相手の話に「関心している」のか
例)「すごいねぇ」とか「えらいねぇ」など。
「同意している」のか
例)「まったくだ」とか「確かに!」など。
「共感している」のかを、
例)「私も!」とか「だよねぇー」など。
分かりやすく伝える上で、とても有効な手段です。
言い方を変えると「適切なリアクションをとる」と
いうことになります。
でも「咄嗟に言葉を選ぶのが苦手!」という方も多
いでしょう。
人気のお笑い芸人のような反射神経で巧みに相づち
を打つことができる人は、非常に限られます。
だから、無理に言葉を捻り出す必要はありません。
無理やり何かを言おうとすると、
「えー?」とか「うそー」とか「違うよー」とか
ついついネガティブな言葉を選んでしまうことも
あるでしょう。
私は以前、そんな失敗をよくやってました。
ネガティブな言葉をとげとげしく発してしまうく
らいなら、黙ってほほ笑んでいる方が百倍マシなん
です。これは、身をもって実感しています。
だから、声に出さなくてもいいんです。
笑顔で、相手の目を見る。
黙ってうなづく。
といった所作で、
私は、ちゃんとあなたの話を聞いていますよ!
という意思表示をすればいいんです。
これも「適切なリアクション」です。
このほか、「適切なリアクション」のバリエー
ションは山ほどあります。
しかしそれが、簡単なようで意外と難しいんです。
相手の話に対して、
積極的な興味を示すことが大切!
…ということを学んで、重々承知している方が、
その気持ちの溢れるがゆえに、
「うんうんうんうんうんはいはいはい……」と一生
懸命うなづき過ぎてしまったり、
バックトラック(オウム返し)や
ペーシング(相手にペースを合わせる)、
ミラーリング(相手の仕草などをさりげなく真似る)
といった心理テクニックを学んだ人が、そのテク
ニックを駆使することに夢中になり過ぎて、反対に
相手の不信感を招いてしまったり……。
考えすぎると、失敗するんです。
実際、昔私がお仕事を頼んだライターさんが、イ
ンタビューをしながら、お客様の話にいちいち
「うんうんうんうんうんはいはいはい……」
と盛んに相づちを打ち過ぎて、クライアントの不興
を買ってしまったこともあります。
そもそも、過剰な相づちは、話を聞くことの邪魔に
なるんです。
昨日、「自分の話を、自分でも聞いている」と書い
たように、自分の「うんうん」いう音声が、自分の
耳に入ってくるので、相手の人の話が聞こえにくく
なっているんです。
それに、話している方としては、
「この人、全然私の話に興味を持ってないな!」と
感じるものなんです。
「ええーそうかなぁ?」と思った方は、一度、お
友達に協力してもらって、試してみてください。
過剰な相づちは、結構、不快ですからw
ですから、やっぱり自然体が一番なんです。
自然に湧き出る笑顔で相手の方と向き合い、
相手の方の声に、じっくりと耳を傾けることが
大切なんです。
バックトラック(オウム返し)や
ペーシング(相手にペースを合わせる)、
ミラーリング(相手の仕草などをさりげなく真似る)
といった心理テクニックを、無理に駆使される
よりも、ウソ偽りのない笑顔で、泰然と向き
合ってくれる人のほうが、好もしく感じるもの
なんです。
というわけで、一番簡単な解決策は、
「笑顔」と「落ち着き」を示すこと。
人の話を聞きながら、そっぽ向いたり、うつむ
いたり、そわそわしたりしないこと。
たったそれだけで、コミュニケーションは大分
変ります。
このキャッチフレーズを忘れずに、
今日も頑張っていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。