人の強みを言葉にするのが大好きなコピーライターで
ソコキコ™オフィシャルトレーナーの佐藤秀治です。
唐突ですが、
あなたは占いを信じますか?
私は、「信じる」というより「この占い結果に自分が
今接していることが、天の配剤」と考えています。
占い自体は、当たるも八卦当らぬも八卦。
でも、そこでいいメッセージを目にして励まされるか、
いやなメッセージに奮起を促されるかは、自分次第だ
と思っています。
だから、先日三浦大雅さんに手相を見ていただいた時
の話も、私の中では「三浦さんとの出会い」と「三浦
さんにもらった言葉」が大切だったわけです。
以前、ラジオで聴いたゲッターズ飯田さんの話が面白
かったので下記のエントリーを書いたことがあります。
↓ ↓ ↓
「人間はたったの5パターンだけ? 「運がいい」と
思うだけで開運?」
面白かったのは、人間のタイプを「5種類」に分けた
考え方と、「開運・閉運」という考え方でした。
意外とシンプル。
まぁこれはあくまでも「タイプ」。基本形の話です。
マンガの『HUNTER×HUNTER』なら、特質系とか強
化系、放出系といった念能力のタイプ分けと同じです。
一方、血液型占いは凶悪なくらい単純。
だって人間の「性格」を4分類しちゃってるんですよ。
この血液型占いに「科学的な根拠がない」ということ
はご存知の通り。
東京大学 認知神経科学・実験心理学 四本裕子准教
授の言葉を引用させていただきます。
四本さんは東大の教養学部がある駒場キャンパスの准教授なので、大学に入ってほやほやの1年生の講義を受け持つことがある。その時のエピソードをもって、まず想像してほしい。
「駒場の1年生の心理学の講義で、最初にやるんですよ。血液型性格判断がいかに正しくないか、科学的じゃないか。でも、結構な数の子があれでショックを受けちゃうんですよね。今まで信じてましたって。でも、サイエンスとしての心理学の講義をとる以上、そこのところはちゃんとしてほしいです。血液型性格判断は、もう100パーセント非科学的なんですけど、ただ、血液型性格判断を信じてしまう人の心理っていうのは、おもしろい研究対象ではありますね」
NATIONAL GEOGRAPHIC
『めくるめく知のフロンティア「研究室」に行ってみた。』
東京大学 認知神経科学・実験心理学 四本裕子
第5回 「男脳」「女脳」のウソはなぜ、どのように拡散するのか より抜粋引用
東大駒場キャンパスに通う学生でも
血液型占いを信じていて、
それを否定されると、ショックを
受けるということに驚き!
血液型占いを「信奉する」とまではいかなくても、
ごく普通に「信用している」人はいっぱいいますよ
ね。この間もフジテレビの『石橋貴明のたいむと
んねる』で、血液型を特集していて、びっくりし
ました。だって、海老原優香アナウンサーが、
「A」だと思っていた自分の血液型が違っていたこ
とが分かって、「行動が変わった」とまで言うん
ですもん。
番組のノリに合わせたトークだとしても、血液型
に流され過ぎw
そもそも血液型は、4種類ではありません。
血液型の種類は以下の通り。
- ABO血液型(A,B,O,AB)
- Rh血液型
- 稀な血液型(出現頻度おおむね1%以下。日本だけでも20種類以上)
- HLA(白血球の血液型)
- HPA(血小板の血液型)
これらの組み合わせは膨大です。
人間、十人十色?とは言いますが、さすがに
四人四色では、語呂も悪いですね。
でも何で、みんな血液型占いを
信じ続けているんでしょうか?
それは……信じたいから信じている…としか言えないん
ですが、問題は
なぜ、信じたいのか?
ということ。
多分、手軽だからでしょうね。
人間関係って、複雑じゃないですか。
人の性格って、複雑じゃないですか。
自分の性格も複雑だし、深層心理は自分自身でも分
かりません。
だから、分かりやすく単純化して、
(見せかけの)根拠を頼りに
考えずに済む状態を作ることで
安心できるんだろうなぁ…
…とか思うわけです。
ちなみに、血液型占いが広まったのは1970年の能見
正比古氏の著書からだそうです。
私が1972年生まれですから、ホントについ最近のこ
となんですね。
日本において血液型性格診断が一般認知され始めたのは、1970年に出版された能見正比古氏による「血液型でわかる相性」からである(4)。これ以前にも1927年に「血液型と気質の研究」と題する研究論文が古川竹二氏(女子高等師範学校教授)によって発表されていたが(6)、継続的な研究が始まったのは前述の能見氏による著書が初めてであり、現在では氏が設立した「ABOの会」という団体が血液型性格診断について肯定的な主張を繰り返している(現在では「ABOセンター」が実質的にその意味を引き継いでいる(5))。
もう少し、明治大学のサイトから引用します。
血液型性格診断の理論においては、その内部においてすら矛盾が見られ、科学性を評価できる理論体系をなしていないことすら指摘できる。たとえば、過度な血液型性格診断信奉者においては「血液型十戒」なるものを理論的な標ぼうとしている(5)のだが、そこでは、「8. 血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である。」としつつ、その2においては「2. 血液型は気質の素材。従って性格はいかようにも料理出来ることを知ろう。」や「9. 血液型は心の科学。性格や未来を占うものではないと知ろう。」などといった内部においても論理性の乏しい説明が多々見受けられる。このように、科学性とはおよそかけ離れた理論を選択していることが言説全般的に見受けられる。
血液型占いは、やっぱり曖昧。
2. 血液型は気質の素材。従って性格はいかようにも料理出来ることを知ろう。
…ということは、解釈次第ということ?
8. 血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である。
…「客観的」という意味が分かっているのかしら。
9. 血液型は心の科学。性格や未来を占うものではないと知ろう。
…「心の科学」ってどういうこと?
つまり、解釈次第でどうにでもなります。
でもね、こんな曖昧な占いに
頼らなくても、「人間」って
結構シンプルですよ。
ちゃんとコミュニケーションすれば、相手の人と
なりは見えてきます。
対話は「聞く」が7割。
相手の話を正しく聞き取れば、かなりのことが見
えてきます。
表情、声の抑揚など「観察」すれば
より多くの情報が手に入ります。
血液型などに頼るよりも、目の前の相手としっかり
向き合う方が、正確な判断が行えるものです。
そのためのトレーニングは、「ソコキコ™」で実際に
体験していただけます。ぜひお気軽にお問い合わ
せください。
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