人の強みを言葉にするのが大好きなコピーライターで
ソコキコ™オフィシャルトレーナーの佐藤秀治です。
この間、とても素敵な番組がありました。
NHK Eテレの『こころの時代 ~宗教・人生~』5月5日
放送分。出演は、尊敬するマンガ家・安彦良和 氏。
今、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のアニメが
NHKでも放送中です。
と、この『こころの時代』。安彦良和先生が高校から
大学に書けてノートに書いたマンガ『遥かなるタホ河
の流れ』まで披露されるお宝映像。そして、先生が
訥々と語る話が、心に響きました。
この放送回のタイトルは
「わかり合えないをわかりたい」
先生は言います。
わかり合えない。それが普通の、ありのままの姿なんだって思う。だから、そこで絶望しない。それが前提でしょって感じがする。そこから始まるんで、終着じゃないよって
NHK『こころの時代 ~宗教・人生~』
2019年5月5日放送「わかり合えないをわかりたい」より
番組の中では、安彦先生と全共闘との関りと、キリス
ト教三部作と呼ばれる『ジャンヌ』『イエス』『我が
名はネロ』が主軸となっていますが、分かり合えない
を分かり合いたいというタイトルは、『機動戦士
ガンダム』の基本設定にも通じていました。
ガンダムの場合に、基本的な設定としてあるのは、
「対立」というのは、自らが生み出した対立なんだ、
という、そういう考え方なんですよね。
例えば、基本、敵対的な宇宙人が来ちゃって、こいつらと殺すか殺されるかの戦いしかないという、そういう設定じゃないですからね。
宇宙移民たちが、なんとなく
「我々って不幸じゃねぇ?」
「不幸な奴は手を取り合おう」
「なんで不幸なんだろう」
「俺たちを締め出した地球の奴らが不届きなんだ」って。そこでアイデンティティを確立して「見返してやろう」っていう。
だから、徹頭徹尾、自分たちが作り出した対立意識なんですよ。そういう設定が、非常に良く出来てると思うんですよね。
やっぱり世の中って分かりにくいじゃないですか。
それで何のために生きてるんだろうとか。
NHK『こころの時代 ~宗教・人生~』
2019年5月5日放送「わかり合えないをわかりたい」より
これは本当に沁みました。
現実の世界も本当にそうですよね。
対立は、人が生んでいます。
嫉妬があり、欲があり、強奪があり、敵対心があり…。
始まりは、相手の話を聞かないこと。
相手の言葉は耳に入れても、
その言葉の奥深くまでは考えない。
お互いの利益、お互いの思想に
合致する事柄しか素直に理解できない。
言葉が虚しく飛び交うだけで、
相互理解の進まない、理不尽な状況。
この数日、「私は本当のところ何がしたくて今の活
動をしているんだろう」と考え巡らせていたのです
が、1つスッキリしました。
私の出発点は、
「分かって欲しい」という自分の心の声でした。
親にも分かってもらえない子ども時代。
親に「自分の価値」を否定された子ども時代。
そんな中で、自信が持てず、理解者を求めた子ども
時代からの心の奥の叫び声。
そういう想いが、文章を書く仕事に進ませたんだな
と思い返しました。
そして、仕事の中での喜びは、
人の想いを、より多くの人たちに
正確かつ印象的に伝えること
が上手くいった時に感じていました。
世の中は本来、真・善・美に満ちています。
互いを分かり合う、良質なコミュニケーションが
増えれば、世の中は理想的な社会へとさらに一歩
近づいていくと信じています。
文章を書くのもコミュニケーション。
相手の言葉を受け止めて、深く考え巡らすのもコミ
ュニケーション。
自分の想いを的確に話して伝えるのもコミュニケー
ション。
私がこれまで仕事で培ってきたスキルとか、これま
で失敗し続けてきた経験からの学びなどが、少しで
も人のお役に立てれば、うれしいなと思っています。
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